あなたは読書をした後に、本の内容を自分のものにできていますか?
こんな経験はありませんか?
- せっかく読んだのに、内容をほとんど覚えていなくてショック。
- 仕事のために読んだが、アウトプットが全然できていない。
- 効率よく読書がしたいのに、どうしたらいいのかわからない。
僕にもこんな経験が何度もあります。
だから自分なりにメモを取りながら読んでみたり、内容を要約してみたりしてきました。
でもいまいちうまくできている気がしないし、自分の読書メモを見返したときに「なんだかわかりにくい。」と感じていたのです。
そんな時にこの本に出会ったことで、自分の読書を変えることができました。
本の使い方から選び方、読み方、まとめ方までがこの一冊で学べてしまいます。
僕の悩みを解決してくれたように、本書があなたの読書の悩みも解決してくれるかもしれません。
それではここから、本書を読んで僕が感じたことを書いていきます。
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費用を資産に変える投資としての読書
まずは本書の内容を簡単に書いていきます。
読書はタダではありません。費用がかかります。
では何かを学ぶため、何かを得るために読書をする際に、どうしたらただの費用で終わらせず資産とすることができるのか。
しかもどうしたらムダな時間をかけずに、効率的に資産にできるか。
本書はそんな方法を教えてくれる本です。
読書はアウトプットをすることがとても重要。
アウトプットをする機会を作り、アウトプットまですることで、読書による学びを最大限活かすことができる。
本はどう読むか以前に、何を読むかが大事。
つまり選書が重要なので、本を選ぶ時に役立つ二刀流選書術を使って良い本を選ぶ。
そうして選んだ本を、素早く繰り返し読むことで理解し、理解した内容をペライチにまとめる(一枚の紙にまとめる)。
これによって本を費用で終わらせず、資産に変えていくことができるということです。
- アウトプットの機会をつくる
- 良い本を選書する
- 素早く繰り返し読む
- ペライチにまとめる
本書ではこれらの方法を、著者自身の経験などをもとに学ぶことができます。
最後の章では、著者の「資産本」コレクションも紹介されているので、次に読む本を決める時の参考にもなります。
これからの読書が資産に変わる
僕が本書を選んだ理由ですが、
やはりせっかく読書をしたなら、書いてある内容を自分のものにしたいと思ったからです。
あとからパッと見返すことができて、わかりやすい読書メモの取り方なども、知れたらいいなと思っていました。
結論から言うと、本書のおかげで自分の読書メモを、より良いものに変えることができました。
本書では要約とはそもそもなんなのか、そしてそれをペライチ(A4用紙1枚)にまとめる方法が紹介されていました。
その方法を実際に試してみたところ、「ペライチにまとめる」というのがとても重要だと気づきました。
1枚の紙にまとめるので、すべての情報を書ききることはできません。
だからほぼ強制的に、本の内容から重要なものを選び、余計な情報を削るしかなくなります。
しかもその一枚の紙を見ただけで、その本に何が書かれていたかを復習することができて、とても便利だと感じました。
僕は情報を全部メモしようとしてしまっていたのですが、これでは時間も手間もかかって大変でした。
しかも見返したときに見にくいのです。
それが本書のまとめ方を使うことで改善されて、読書メモをかなり見やすくすることが出来ました。
僕は本書を読んだことで、これからの読書が変わる!と感じることができました。
費用を意識することが第一歩
(本の値段+読了時間*1時間当たりの機会費用)*読んだ冊数
『投資としての読書』 本山裕輔著 フォレスト出版 p47
これが読書にかかっている費用です。
もちろん読書を楽しむことが目的であれば、あまり気にしなくてもいいことかもしれません。
でも何かを学ぶために読書をするなら、この費用は頭に入れておくといいと思います。
ちなみに1時間当たりの機会費用とは、
この時間をもし読書ではない他のことに使ったときに、得られたであろうお金のことです。
仮に1時間の副業で2,000円稼ぐ人がいれば、機会費用は2,000円となります。
この機会費用はお金に注目した場合ですので、自分にはあまり関係ないと思った人もいるかもしれません。
ですが少し考えてみてください。
この読書に充てた1時間を使えば、読書以外のこともできたはずです。
そのできたはずのことを犠牲にして、読書というものにあなたの貴重な時間を使ったのです。
そう考えると、機会費用も無視することはできないと感じませんか?
僕はこの読書にかかる費用を見たときに、読書にはこんなに費用がかかっているという事実にドキッとしました。
でもそれと同時に、これだけの費用がかかっていることに気づけて、良かったとも思ったのです。
だってこれだけの費用がかかっていることを知っていれば、これまで以上に読書に真剣に取り組むことができると思いませんか?
読書を資産にするために僕が注目したポイント
僕が本書を通して特に注目したのは次の3つです。
- アウトプットの重要性
- 読書にかかる費用
- 資産として残すペライチ要約
アウトプットの重要性
僕が元々考えていたよりも、ずっとアウトプットの重要性は高かったです。
本を読んだらアウトプットをしようというよりも、アウトプットを中心にして、アウトプットありきで学ぶことがとても大事だそうです。
インプットしてアウトプットではなく、
アウトプットして、足りない部分をインプットする
アウトプットありきのインプットだという意識を、忘れないようにしたいですね。
読書にかかる費用
読書にかかる費用は本の値段しか意識していませんでしたが、機会費用という考え方を持つことが、読書の質を上げてくれそうだと感じました。
これだけの費用をかけていると思えば、真剣に取り組めるし、ダラダラやることも避けようと思えます。
それによって読書の効率も上がるのではないかと思います。
読書の効率が上がって、より多くのことを学ぶことができれば、読書にかけた費用の回収も、これまで以上にできるようになりそうです。
資産として残すペライチ要約
これのおかげで、全部メモしようとしてしまう癖を抑えることができるようになりました。
これが一番嬉しい事だったかもしれません。
必要な情報を整理して、必要な分だけをわかりやすい形に残す。
そのおかげで見返しやすいし、なにより気軽に見返そうと思えることが良いです。
わかりにくいメモだと、見返すのも億劫になってしまいますからね。
僕の読書を変えてくれた本書には、感謝しています。
読書を資産にしたい人におすすめの一冊
読書と一言で言っても、楽しむために読んだり、学ぶために読んだりと目的は様々だと思います。
気軽に楽しむ読書はとても良いものだと思いますし、僕も大好きです。
でももし読書を通して効率よく学びたいと思うなら、このような読書術を知っておいて損はないと思います。
- 読書をただの費用で終わらせたくない
- ムダな時間をかけずに効率よく読書がしたい
- 本の要約やまとめをうまくできるようになって、自分の資産としたい
もしあなたがこのように感じているなら、ぜひ本書を読んでみてください。
きっとあなたの悩みを解決するヒントが書かれていると思います。
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著者
本山裕輔
グロービス経営大学院
慶應義塾大学商学部卒業、グロービス経営大学院経営研究科経営専攻(MBA)修了。 PwCコンサルティングにて、大企業の業務改革や営業・マーケティング強化の支援、システム導入のプロジェクトマネジメントなどに従事。その後、株式会社グロービスに入社。 現在はビジネススクール部門にて業務改革やデータマネジメントをはじめとしたDXを主導。音声メディアVoicy「ちょっと差がつくビジネスサプリ」のパーソナリティを務めつつ、オンライン動画サービス「グロービス学び放題」にも出演するなど、コンテンツ制作・発信活動を担う。 個人としては、書評サイト「BIZPERA(ビズペラ)」を運営。また、スタートアップの経営支援やUXデザインを務める。著書『投資としての読書』。
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