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【書評】無駄を捨て、大切なものに集中したい人におすすめ『エッセンシャル思考』

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  • 仕事が忙しくて、与えられたことを何も考えずこなすだけになってしまっている
  • もっと成果を出したいのに、多くのやらなきゃいけないことに押しつぶされてしまっている
  • 自分のプライベートを大事にすることができていない

こんなことはありませんか?

もしあるなら「エッセンシャル思考」を知ることで、状況を良くすることができるかもしれません。

エッセンシャル思考とはビジネスパーソンが、自分の本当に大事なものに集中するための考え方です。

本書を読んで、エッセンシャル思考を実践することで、

  • 仕事で成果につながりやすくなる
  • 自分にとって価値のあるものを選ぶことができる
  • プライベートを大事にできるようになり、充実させることができる

このように変わる事が可能になるかもしれません。

そんなエッセンシャル思考を学べるおすすめの本がこれです。

秋井しゅん

それではここから、本書を読んで僕が感じたことを書いていきます。

エッセンシャル思考とは何かを学べる一冊

本書でまず最初に書かれているのが、エッセンシャル思考の妨げになる思い込みと、

その思い込みからエッセンシャル思考への置き換えです。

思い込み置き換え
やらなくてはやると決める
どれも大事大事なものはめったにない
全部できる何でもできるが、全部はやらない
この置き換え後の考え方が、エッセンシャル思考の基本になります。

この基本から始まり、エッセンシャル思考とはそもそも何なのか、

非エッセンシャル思考と比べながら、なぜエッセンシャル思考が大事なのかが解説されていきます。

そのあとにはエッセンシャル思考の使い方など、実践方法までが書かれた本です。

仕事で成果を出していくためにも、後悔しない人生を送るためにも役に立つ

エッセンシャル思考」を知り、学ぶことができる一冊になっています。

秋井しゅん

今の情報過多の時代には、特に必要な考え方かもしれません。

99%の無駄を捨てること

僕が本書を手に取った理由は2つあります。

1つは

仕事を効率よくこなし、成果を出していくために、

実際に成果を出してきた人たちの考え方を学びたかったから。

もう1つは

エッセンシャル思考という言葉と、表紙の「99%の無駄を捨て1%に集中する方法」という文章に惹かれたからです。

たまたま最近、日常生活でも無駄を省くことを意識していました。

そんな時にこのタイトルを見てしまったので、心惹かれて思わず手に取りました。

そして実際に読んでみて、僕の考えの甘さに気づかされたのです。

僕の「無駄を省く」という意識はかなり甘かったです。

本書では、

徹底して無駄を捨てる事によって、自分にとって本当に大切なものに集中することができ

成果を出すことができると書かれています。

情報を集めて、徹底的に考えて、大事なものを選び、それ以外は捨てる。

ここまでやるからこそ、本当に大切なものに力を注ぐ余地ができるのだなと感じました。

秋井しゅん

僕は本書を読んで、仕事のためはもちろんですが、これからの人生のためにもエッセンシャル思考を身につけたいと思いました。

自分で「選び」自分で「捨てる」

自分で選ぶことを少しずつ放棄して、いつのまにか誰かの言いなりになっていないだろうか?

グレッグ・マキューン,高橋璃子-訳.エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする.かんき出版,2014年,p53

この文章を読んで僕は心を揺さぶられました。

何かを選ぶというのは簡単なことではありません。

重要なことであればなおさら難しいです。

なぜなら、「選ぶ」ということはそれ以外を「捨てる」ことだからです。

もしかしたらあったかもしれないたくさんの可能性を、自分で絞らなければならないのですから難しいです。

誰かに代わりに選んでもらうことの方が楽かもしれません。

でも誰かに選んでもらうということは、その誰かに自分の人生を決めさせていることにならないでしょうか。

秋井しゅん

それだと僕は、自分の人生を生きていると、自信をもって言えない気がしました。

だから自分の人生を大切にするためにも、自分で選ぶことが必要なのだと感じます。

大切なもののためにそれ以外を手放す。

簡単なことではありませんが、選ぶことを放棄したり忘れたりしないようにしたい。

秋井しゅん

自分で選んで自分で決めて、進んでいきたいと強く感じました。

大切なものを大切にするエッセンシャル思考

仕事ができる人と聞いてどんな人をイメージするでしょうか?

僕は、様々な仕事やたくさんの仕事を、効率よくどんどんさばいていく人をイメージしていました。

でもこの考え方も本書で言うところの、「非エッセンシャル思考」の考え方でした。

エッセンシャル思考の人は、あれもこれもと同時にやることをしません。

たくさんあるものの中から本当に重要なものを見極めて、不要なものを切り捨てます。

そうすることで初めて、自分の力を重要なものに使う余裕ができるのです。

もし不要なものに手を出していたら、重要なものに使うはずだった力を、

不要なもののために消費してしまいますからね。

エッセンシャル思考の人は、それを避けるのです。

だから大きな成果を出すことにつながるし、自分の人生もより良いものになります。

エッセンシャル思考の「より少なく、しかしより良く」という考え方を、仕事でも生活でも実践する。

秋井しゅん

これが実践できれば、エッセンシャル思考は自分にとって一生モノの力になるのではないかと思います。

そして「より少なく、しかしより良く」を実現するためにまず必要なことは、

自分にとって本当に大切なものは何かを、ハッキリさせることだと思います。

これをハッキリさせることで、目の前にあるものが自分にとって重要なものなのかの、

見極めができるようになります。

見極めができれば、あとは重要でないものを削っていくだけです。

とはいえ、完璧に実践するのはかなり難しいと思います。

自分にとって重要ではなさそうな仕事でも、どうしてもやらなければならないこともあるでしょう。

だから余計なものを全て削ることを目指すのではなく、

できるだけ削る」「1つ断る」くらいの意識の方が、精神的にもいいし現実的かもしれません。

とにかくまずやるべきことは、「本当に大切なものをハッキリさせる」ことです。

秋井しゅん

まずは大切なものを明確にすることに、力を注ぐのがいいかなと思います。

エッセンシャル思考はおすすめの一冊

ここまで読んで、エッセンシャル思考についてどう感じたでしょうか?

100%実践することはなかなかできませんが、仕事や人生で役に立つ考え方だと僕は感じています。

  • 自分にとって本当に価値のあるものを選んで生きたい人
  • 仕事で成果を出したい人
  • プライベートも大事にして充実させたい人

こういった人にはおすすめの一冊です。

ぜひ興味がある方は手に取ってみてください。

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著者

グレッグ・マキューン

ぐれっぐまきゅーん

McKeown Inc. のCEO。アドビ、アップル、グーグル、フェイスブック、ピクサー、セールスフォース・ドットコム、シマンテック、ツイッター、VMWare、ヤフーなど名だたる企業のコンサルティングをおこなう。著書『エッセンシャル思考』は全米ベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ紙やファスト・カンパニー誌、フォーチュン誌などで取り上げられたほか、NPRやNBCなどの有名メディアでインタビューを受けた。ハーバード・ビジネス・レビューやリンクトインに人気ブログを寄稿し、ポッドキャスターとしても人気が高い。世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。

https://kanki-pub.co.jp/pub/author/details/2651/

高橋璃子

たかはし りこ

翻訳家。京都大学卒業、ラインワール応用科学大学修士課程修了。訳書に『エッセンシャル思考』『エフォートレス思考』『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門』(小社刊)、『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』(河出書房新社)、『ブロックチェーン・レボリューション』(ダイヤモンド社)などがある。

https://kanki-pub.co.jp/pub/author/details/2502/