心がしんどい時は、まず体を整えよう。
「心がしんどいのに体を整えるの?」と僕は最初思ってしまいました。
でも本書を読んでいくと、まずは体を整える理由に納得でした。
心と体は繋がっているので、体が整うことが心を整えることにもつながっているようです。
そして先に体にアプローチしてあげる方が、アプローチ自体も簡単で、変化も早くわかりやすいです。
この変化が早くてわかりやすいというのが実はとても重要になります。
心がしんどい時って、一刻も早くラクになりたいですよね。
でも心へのアプローチは時間もかかるし、変化が目に見えにくいせいで成果を感じにくい。
成果を感じるまでに時間がかかることを続けるのは、かなり大変ですし、心がしんどい時はなおさら難しいですよね。
だから成果がわかりやすい体へのアプローチがとても効果的なのです。
体の声をしっかり聴いてあげて、体のことをしっかり考えてあげる。
そして本書で紹介されている「まくら体操」で、体の歪みをリセットしてあげる。
こうして体を整えていくと、心もラクになっていきます。
今回は、心をラクにするための体へのアプローチと、考え方を教えてくれる本書について書いていきます。
体を整えることは人生を生きやすくすること
本書の内容を超簡単に紹介すると、
人生を生きやすくする、体の整え方と考え方を教えてくれる本です。
「まくら体操」で動く体を取り戻そう
- なんだか気分が落ち込んでいる。
- いっぱいいっぱいになっていて、余裕がなくなっている気がする。
このように心がしんどくなっている時は何をしますか?
- ポジティブな言葉で自分を励ます
- こんなことに負けてはいけないと言い聞かせる
- 何もせずゆっくり過ごす
どれも間違っていないと思います。
でもこういう時にやって欲しいことは、「体を整えること」なのです。
体を整えるとはどういうことかというと、
動く体を取り戻せるように、体に働きかけてあげることです。
そのために重要なのが「背骨」と「骨盤」になります。
そして「背骨」と「骨盤」を整えるためにやることが、バスタオルさえあればできる「まくら体操」です。
このまくら体操で体を整えることで、心までラクになっていくそうです。
本書はこれまで3万人をみてきた整体教室の先生が、整体という体を整えることを通して、心をラクにする方法を教えてくれる本です。
しかも体の整え方だけでなく、心をラクにする考え方がいくつも紹介されているので、「最近なんだかしんどいな」と感じている人にはぜひ読んでみることをおすすめします。
本書で特に印象に残った内容3選
本書には「まくら体操」とともに様々な心をラクにする考え方が書かれています。
その中から特に印象に残ったものを3つ書いていきます。
1.まくら体操
まずはやはり「まくら体操」です。
詳しいやり方は本書に書かれていますが、簡単に説明させていただきます。
まくら体操は腰と首の両方をやるのですが、まずは腰から
- バスタオル3枚を重ねて丸める
- 仰向けになり、それをおへその裏側あたりに差し込む
- そして体勢を整えたら、脚をゆっくり左右に振る
次に首ですが、腰で使ったバスタオルをそのまま使います。
- 仰向けになり、バスタオルを今度は首の後ろに差し込む
- そして体勢を整えたら、頭をゆっくり左右に振る
すごく簡単に説明しましたが、どうでしょう?
これならできそうだと感じませんか?
この「まくら体操」は日々行うことが重要だそうです。
毎日やることなので、これだけ手軽にできるというのはとてもありがたいですよね。
これをやるだけで「背骨」と「骨盤」の歪みを正して、心まで整えることができるならチャレンジする価値は十分ありますよね。
僕も実際にやってみましたが、バスタオルがあればできるのでとても手軽だし、複雑な動きもないのでとても取り組みやすくて良いと感じました。
これなら続けやすいと思いました。
本書では、この「まくら体操」で体調が改善されて、心もラクになったという方の体験談も紹介されています。
その体験談を読んで、「体の歪みが改善されるとこんなにも生活が変わるんだ」と驚くと同時に、これは僕も今のうちから取り組んでいきたいなと思いました。
これからも元気に過ごしていきたいという人は、ぜひ「まくら体操」にチャレンジしてみてください。
2.とりあえずやってみる
とりあえずやってみるって大切です。
どんな方法でも、合う合わないがあります。
自分には合わなかったり、今はその方法が合わないということもあります。
つまり、やってみないとわからないのです。
実際にやってみることで理解も深まるし、自分に合うかどうかもわかります。
だから、とりあえずやってみることが大切です。
本書で紹介されている「まくら体操」も、気になったならとりあえずチャレンジしてみてください。
あれこれ考えて一度もやってみないのは、とてももったいないです。
そしてこの考えは、まくら体操に限らず人生において大事な考えだと感じています。
僕も実は最初にやってみるまで、あれこれ考え過ぎてしまうタイプです。
そのせいで今までやらないまま終わったこともあるし、やらなかったことを後悔したことも何度もあります。
だから最近は、あれこれ悩みながらもとりあえずやってみることを大切にしています。
そうしたら前よりも、自分の人生が面白いものになったり、自分の成長を少しずつ感じられるようになりました。
やってみてうまくいかないこともあるけど、失敗が学びや経験になるので、結果的に成長につながっているのだと思います。
だからとりあえずやってみるという意識は、本当に大切なことだと感じています。
僕のように、やらないで後悔した経験が多い人は、まず本書の「まくら体操」から始めてみるのも良いのではないでしょうか。
3.株式会社わたしという考え方
株式会社わたしという考え方は、自分の体を大切にしていくためにすごくいい考え方だと感じました。
株式会社わたしとは、自分の心が社長で体が社員の会社。
仮に社長が社員のことを考えずに、「とにかく働け」「休まず働け」と言い続けて、働かせすぎていたらどうなるでしょう。
最初のうちはそれでも何とかなるかもしれませんが、当然ずっとは続きませんよね。
どこかで限界がきて社員は働けなくなってしまいます。
株式会社わたしも同じで、体が不調を訴えているのに、知らないふりして無理に働かせていると限界を迎えてしまいます。
だから株式会社わたしをうまく運営していくためには、しっかり社員である体の声に耳を傾けて、体のことを考えてあげることが必要です。
このように一つの会社として考えると、体を大切にすることの重要さがわかりやすいですよね。
そして体を、自分の所有物ではなくパートナーだと思って大切にしてあげることも、忘れてはいけないなと感じました。
普段つい自分の体に無理をさせたり、雑に扱ってしまうことってありませんか?
でも「もし自分が無理させられたら」と想像してみてください。
もう十分頑張っていてしんどいのに、無理やり働かされて雑に扱われたら段々働く体力も気力も無くなっていって、どこかで壊れてしまいますよね。
それと同じで、体にも無理をさせ過ぎたら壊れてしまうのは当たり前ですよね。
僕も、忙しい時期に休みなしで働くことがあったりします。
そんな時は「みんなも頑張っているんだからやらなきゃ」と思って体に無理をさせているのです。
そんな働き方をしていたせいで、体を痛めたこともあるし、心も疲れてやる気が薄れていってしまいました。
そういう経験もしているので、「株式会社わたし」「体は自分のパートナー」という考え方が刺さりました。
僕もこれからは自分の体を、「株式会社わたしの社員」として、「人生のパートナー」としてもっと大切にしてあげたいと思いました。
本書を読むことで、当たり前だけど普段忘れがちな大切なことに気づかせてもらいました。
さいごに
本書は
- 最近なんとなくしんどい
- 最近体に無理をさせてしまっているかも
- 心に余裕がなくなっている
そんな人にぜひ一度読んでもらいたい内容になっています。
今はまだ大丈夫と思っている人でも、本書を読んで体と心を整えたら、今よりさらに幸せな毎日を過ごせたり、心がしんどくなることの予防にもなると思います。
ですのでここまで読んできて、少しでも心に引っかかった部分があれば本書を読んでみることをおすすめします。
あなたの人生を、さらに豊かなものにするヒントが見つかる一冊です。
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